特定活動から特定技能1号への移行が増加?
最近、「特定技能」への在留資格変更に関するご相談が増えていますー。特に多いのは、一定のスキルを持つ外国人を採用したいが、在留資格「留学」から特定技能に変更する場合やすでに働いていて転職する場合、「審査期間中は就労できないことになり生活が維持できない」というもの。特定技能で就労している外国人の多くは、受け入れ先の寮で生活しているケースが多いようですが、転職するとなると退寮を迫られる上、許可が下りるまで2カ月以上収入がなくなるため大変困った状況に直面するというわけです。
この問題を解消するためによく活用されているのが、特定技能の取得を前提とした特定活動への変更です。特定技能1号で就労を予定している受け入れ機関で就労しながら移行のための準備を行うことができます。比較的短期間で移行できるため活用が広がっているようです
特定技能は、文字通り人手不足が深刻な特定の産業分野(建設業や外食、宿泊など16分野)で即戦力となる外国人を受け入れるための制度。受け入れ機関(企業など)は、一定の技能を持つ外国人と雇用契約を結びます。※なお特定技能には1号と2号があり、後者は11分野。
外食産業や宿泊業、建設業など人手不足でお困りの事業者の方は、一度お考えになってはいかがでしょうか。